玲子のカルペディエム

カルペディエム Carpe Diemは「今を生きよ」という意味のラテン語です。毎年、誕生日に外国のお友だちがこの言葉を贈ってくれて気にいりました。今は富士山の麓でミニチュアダックスのみんみんと暮らしていますが、40年ほど暮らした東京からのいわゆるUターン組です。通訳や翻訳(英語)を生業とし、今は地元のがん専門病院で医療スタッフの英語のお手伝いをしてます。ジャズ、ブラジル音楽、歌舞伎が好きです。

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ソフィーはどうしてるだろうか

今年はいろんな意味でソフィー・ミルマンのことを思い出さずにはいられない年です。ソフィーはカナダのジャズ・シンガーです。2009年に彼女の通訳を務めました。何回か彼女と仕事をしたと思うのですが、このときの来日がいちばん長かったんです。いつものように一緒に日に何本もの取材をこなし、いろんなイベントに同行しました。写真はカナダ大使館でコンサートやったときのスナップショット。リハーサル前は入念に喉を温め、リラックスした時間を過ごすのがソフィーのルーティンでした。

2023.11.27 05:23

ハリウッドは学校だった

録画してあった渡辺謙さんのドキュメンタリー「役者道」をようやく見ました。率直なお言葉で語られる一流の俳優/人間としての生きかたに感動しました。国際的な活躍をされている渡辺さんならではのお話の中に「ハリウッドの映画宣伝のスタイルは日本と大きく違う」という内容の一節がありました。「映画をどう紹介するか、あらかじめしっかり決められていて、それに沿った取材をしてもらう。メディア側もそのような姿勢で突っ込んだ質問をする。日本のメディアの取材だと”ロケ先のあそこでは何か美味しいもの食べましたか?”とか”撮影中の面白いエピソードは何かありませんか?”なんて質問が出るが、ハリウッドの取材ではそのような質問はほとんどあり得ない」わたしは1992年にフリーの通訳/翻訳家となってから、おもに映画や音楽の仕事ばかりしていました。通訳としては特にハリウッドからプロモーション来日されたプロデューサーや監督さんの取材時の仕事が多かったです。逐語通訳は同時通訳より楽ではないかと思われるかもしれません...

2023.11.09 01:40

ケチなひと

ドライブ・デートのあと彼女がお礼にとディナー奢ったのに、しっかりガソリン代を割り勘で請求した男のことがネットに出ていました。うん、これは即さよならのケースかな。男がそんなんじゃ先はない。正当な請求かもしれないけど、彼女から見たら男としての器が小さくて魅力ありません。お付き合いのジャンル違うけど、似たような経験をしたことがあります。下の写真は先日尋ねた山中湖のほとりの文学の森。私が経験した悲哀はこの近くの別荘地でのことでした。

2023.09.04 01:13

廃業します

1992年にそれまで勤めていた映画会社を辞めてフリーランスで通訳と翻訳の仕事をするようになりました。通訳ガイド試験も受けて合格しました。でも、もう辞めます。現在は静岡県に通訳ガイドとして登録してあるのでご依頼のメール配信が届いていますが、その組織にも退会したいという連絡を入れました。

2023.08.21 01:27

10周年

7月16日。10年前のこの日、約40年の東京生活にピリオドを打ちました。ボケボケですが、引越し前夜にマンションから撮った最後の夜景です。30階建てのタワーマンションの25階で、全室大窓付きでした。眺めが命なんだから当然です。ゆったり蛇行する荒川(写真では黒々として見えますが)、そこにかかる橋を渡る埼京線と東北/北陸新幹線。10年間、毎日この夜景を眺めて暮らしていました。飽きない眺めでした。そして荒川の向こうは戸田公園。毎日みんみんを車に乗せて戸田橋を渡って散歩していました。ここでボート競技といろんな大学のボート部員の皆さんと出会い、東京生活は思わぬ方向に広がり豊かになりました。

2023.07.20 02:52

愛あればすべて良し

もう時効だと思うので、この写真をアップします。数年前にこのふたりの通訳を務めました。見るからに仲良し。素敵な笑顔です。生まれて初めて出会った女性同士のカップルでした。打ち合わせの段階でメールのやり取りをするとき「ご主人から連絡が入る」と聞いていたのに、メールの署名がアンナだったので、奥さんからのメールと思い込みました。でも文面に「妻の運転する車で」という記述があり、混乱しました。当日お会いして、ちぐはぐしたやりとりになったことをアンナさんに詫びたのですが、「どってことない。アンナは女性の名前だから」とさらりと受け流されました。

2023.06.22 07:31

グレースの履歴

NHK BSPで「グレースの履歴」というドラマが放送されています。4月9日の放送は第4話。宇崎竜童さん扮する仁科という初老のメカニックが主人公のHONDA S800の修理をし、グレースと名付けられたこの車の稀有な過去が明らかになるという重要なエピソードでした。わたしはHONDAの車が好きです。HONDAの車以外を所有したことはありません。このドラマで、さらには第4話で語られることが痛いほどよくわかり、共感の嵐。車に詳しいわけではないけれど、80年代の昔、HONDA F1にハマり1964年にF1に初参戦したHONDAチームの苦難の歴史を学びました。中村良夫さんという当時チームを率いていた技術者が書かれた本をたくさん読み漁ったものです。ドラマに登場した仁科はこの中村さんにオーバーラップして見えました。本では東洋の島国のオートバイ・メイカーが四輪の自動車を生産していくに当たり、いきなりF1のレーシングカーを作るところから技術者たちが苦労して学んでいき、それが量産車へつながる...

2023.04.10 02:14

投票しよう

投票しましょう。何も変わらないと思うかもしれないけど、それしか道はないです。じゃ、誰に?今の閉塞感を打破したいなら、とりあえず「この閉塞感を作り出した政党には入れない」一択で。

2023.04.03 02:10

ぬかるみにならない

昔、エリザベス2世が来日したとき、同行していた近いところで仕える人が「女王はどんな方ですか?」という質問にこう答えていました。「女王はどんなことがあろうと決してぬかるみのようにはなりません」ぬかるみだったか、あるいは泥々にならないだったか、泥のようにならないだったか、記憶は定かではないのですが、要するに、ドロドロしたぬかるみみたいに「力なく弱々しく、だらしなく見苦しい状態にはならない」ということだと理解しました。すごく印象的でした。女王にとっての「どんなことがあろうと」には、常人が経験するスケールをはるかに超えた、ありとあらゆる苦難、艱難辛苦、孤独、喪失感、敗北感その他もろもろのネガティヴなことが含まれていたでしょう。だけど、力なくドロドロっと汚いぬかるみのような状態には陥らず、毅然として、平然と笑顔さえ浮かべておられる。そういうお方と想像できました。

2023.03.07 00:34

事故

2月最後の日曜日に事故に遭いました。左後方の脇道から出てきた車が前方不注意かつノーブレーキで突っ込んできました。恐ろしい衝撃音がしました。直前に久しぶりに手洗いでシャンプー洗車してピカピカにしてやったのに。悔しいです。

2023.03.06 07:59

みんみん、ピンチ!

昨日、テレビで全国女子駅伝大会を見ていたとき、みんみんの挙動がおかしいことに気づきました。たいてい昼ごはん時におやつもらってからは昼寝タイムなのに、寝ません。玄関のあたりでそわそわしてるのでオシッコかなと思って外に出しましたが、終わってもそわそわ。そのうち、始まりました。10分おきぐらいの間欠室内猛ダッシュ。これ、本人も辛いらしく、不安に駆られるせいか急激に甘えん坊になります。抱っこして。はい、抱っこしましょう。そのうち、猛ダッシュの発作が起きて暴れるので床に下ろすと、走りまくる。これの繰り返しが昼夜問わずつづきます。昨年6月に初めてこの症状が出たとき、一晩中この状態で寝なくて参りました。最初は胃腸炎かと思った。下痢のとき、同じように走り回って寝なかったので。しかし、プチ入院して点滴とかやってもらったけど症状改善せず。で、いわゆるてんかんのような神経性疾患ではということで、神経の興奮を抑えるための処方がされて、やっと寝てくれたのでした。

2023.01.16 06:59

今日は母の命日

勤務先の病院で母を送ってから今日で丸6年。昼休み散歩すると母がいた病室の窓を間近で見ることができて、思い出さない日はありません。あの日の朝も今日と同じような青空でした。下の写真は母を看取ってから、弟と叔母さんの3人で呆然と熱いコーヒー飲みながら眺めた青空です。この眺めもあのコーヒーの苦さも忘れられません。

2022.12.08 02:09

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カルペディエム Carpe Diemは「今を生きよ」という意味のラテン語です。毎年、誕生日に外国のお友だちがこの言葉を贈ってくれて気にいりました。今は富士山の麓でミニチュアダックスのみんみんと暮らしていますが、40年ほど暮らした東京からのいわゆるUターン組です。通訳や翻訳(英語)を生業とし、今は地元のがん専門病院で医療スタッフの英語のお手伝いをしてます。ジャズ、ブラジル音楽、歌舞伎が好きです。

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