ケチなひと

ドライブ・デートのあと彼女がお礼にとディナー奢ったのに、しっかりガソリン代を割り勘で請求した男のことがネットに出ていました。うん、これは即さよならのケースかな。男がそんなんじゃ先はない。正当な請求かもしれないけど、彼女から見たら男としての器が小さくて魅力ありません。


お付き合いのジャンル違うけど、似たような経験をしたことがあります。


下の写真は先日尋ねた山中湖のほとりの文学の森。私が経験した悲哀はこの近くの別荘地でのことでした。

どこで知り合ったのか思い出せないくらい昔のことですが、新たに友人になった女性に山中湖の別荘でのバーベキューに招かれました。東京で暮らしていて暑さに参っていたので、山中湖なら実家に帰るついでに気軽に行けると思い、お招きにあずかることにしました。

当日、お店で売っていた中でも一番大きくて立派なスイカを買い求めてお土産に持参。森の中にあった友人の別荘は涼しくて快適でした。確か、ご夫婦に子どもがふたりだったかな。みんなで河口湖の近くまで車で移動し、大きなスーパーでバーベキューの食材の買い出しをしました。ご主人は良さそうなワインを2、3本選んでました。お夫婦ともにワイン好きのようでした。もちろん、お肉に野菜をたくさん、調味料なんかも購入。


楽しく歓談して夜になり、そろそろおいとましようとしたとき、スーパーのレシート出されてしっかり半分に割った金額が明示されました。そりゃ、美味しくいただいたんだからお支払いしましたよ。だけど...何だかなあ。

もちろんワインなんて一滴も飲んでないし、相手は4人家族だし、調味料の類や余った野菜などはそのまま使うんでしょうし。でも、それを言っちゃあおしめえよ。


スイカのお土産は余計だったな、と思ったこっちがケチなのか。

割り勘させた友人がケチなのか。

答はそれぞれの胸にのみある。

だけど、相手が誰であれ「この人ケチだな」っていう印象は残したくないですね。


この方との友人付き合いはすぐ消滅しました。

玲子のカルペディエム

カルペディエム Carpe Diemは「今を生きよ」という意味のラテン語です。毎年、誕生日に外国のお友だちがこの言葉を贈ってくれて気にいりました。今は富士山の麓でミニチュアダックスのみんみんと暮らしていますが、40年ほど暮らした東京からのいわゆるUターン組です。通訳や翻訳(英語)を生業とし、今は地元のがん専門病院で医療スタッフの英語のお手伝いをしてます。ジャズ、ブラジル音楽、歌舞伎が好きです。

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