冬の楽しみ

なかなか日記を更新できないまま年を越してしまいました。
しかも2月も半ばになってしまいました。

今年のお正月は快晴でした。ちょっとだけ御殿場で過ごしました。
元旦の富士山がきれいで、いかにもめでたい年の初めでした。



つくづく故郷が富士山の麓だっていうのはありがいことだと思います。
ちょっと寒いところだけれど。ナイフで頬を撫でられるような、痛いくらい冷たい風が吹きます。「痛いな」って思いながら北風の中を歩くとき、「そうだ、これが御殿場の冬だった」と感覚的な記憶がよみがえります。空気に独特の冬の匂いもありました。あれは何かな。枯れ草や枯れ葉の匂いなのかな。

小さな町だから、まわりはこんな感じ。枯れ草ばっかり。


ちなみに、この山並みは箱根の外輪山です。向かって左端の丸っこい山が金時山。金太郎伝説で有名です。小学生の頃から何回か登ったことがありますが、適度な頑張り甲斐のあるコースです。

こんなふうに山の眺望が楽しめるのは、冬晴れがつづくこの季節ならではの楽しみ。東京からだって、毎日のように富士山を眺めることができるんですから。

晴れてなくても楽しいことがあります。
別に冬じゃなくてもいいんですけど、何だか寒い季節だとよけい楽しい感じがすること。
それは寒い夜にあったかい部屋でぬくぬくしながら、テレビ・ドラマにハマること!
2時間どっぷり浸る映画もいいんですけど、毎週ストーリーの展開を追う楽しみがあって、1時間という時間もちょうどいいので、わたしは結構テレビのドラマが好きなんです。

良く見てるからこそ、何でもいいってわけじゃない。
今シーズン楽しんでるのは、大河ドラマの「八重の桜」(王道だな)。大河ドラマは毎年楽しみです。(不評だった昨年の「平清盛」も結構好きでした。)大河ドラマは製作費がたっぷりなせいか、あらゆる面に映画並みの質の高さがあります。それから金曜夜の「夜行観覧車」。これはすごく良い出来だと思います。原作者の湊かなえさんはすごい才人です。社会の陰湿ないじめの構造、暴走していく十代の心理、殺人サスペンス、とにかく盛りだくさん。パーツのすべてに説得力がある。原作を読みたいけれど、映像作品と原作というのはつねに別物なので、とりあえず今はテレビのドラマの方を楽しみたいです。終わっちゃったけど、「結婚しない」も面白かった。登場人物がみんな魅力的だったし、毎回きれいな花が周辺を取り巻くので、寒々とした季節には嬉しい演出でした。日曜の夜の「とんび」も良いです。常磐貴子さん、最高でした。内野聖陽さんのお芝居はちょっと力が入り過ぎな気もするけど、ああいう役なんだろうな。野村宏伸さんが良い味出してます。

ファンには叱られちゃうかもしれないけど、逆にいただけないのは「ビブリア古書堂の事件手帖」と「ラストホープ」。前者は原作の評判といい、素材といい、面白いものになりそうだったのに残念。申し訳ないけど、剛力彩芽ちゃんって、まだ主役の器じゃないんじゃないかな。AKIRAさんも大好きだけど、魅力を十分に活かされてない感じ。毎回、話があまりにも退屈で、10分以上我慢できません。後者は、嵐のファンには大変申し訳ないけれど、相葉クンにお医者さんの役は無理ですって。両者とも、ドラマが始まる前に番宣でゲーム番組などに次々にゲスト出演させたのはマズかったと思う。だって「え〜〜っ、こんなことも知らないの!?」って思っちゃったのに「優秀な名医です」って登場されても、ウソっぽさばっかりですもん。台詞もお芝居もこなれてなくて、やっぱり毎回10分ともたないです。あと、「純と愛」は大失敗作だと思う。ほんと、ごめんなさい。でも、NHKの帯ドラを見たがる視聴者層なら、キャンキャン声でわめいてばかりいる小娘にはアレルギー反応起こすでしょう。わたし自身は前から見ていなかったけど、火野正平さんの自転車の旅番組の前にやるので、ちょっとだけ見て腹が立ちました(笑)。

結局、辛口ドラマ批評になっちゃった。根が正直なのでカンベンしてください。

もうひとつ、年明けに楽しいことがありました。
お餅つき!


いつも愛犬みんみんを可愛いがってくれている明治大学端艇部のお餅つきがありました。女の子が頑張ってる写真ですが、もちろん男子部員もOBの方々も力強くお餅をついていらっしゃいました。
大きな臼と杵。本物の木でできているやつ。直火でガンガン蒸される餅米の香り。大昔、健在だった祖父が準備してくれた餅つきの記憶がよみがえりました。日本人にとって、やっぱりお餅はハレの食べ物であり、餅つきは大切な厄払いの儀式です。元気なアスリートたちがついて丸めてくれたお餅を頂戴して、陽の気をたくさん分けてもらいました。選手のみなさん、ケガや病気に気をつけて、夏のインカレに向けて頑張ってくださいね!

今年もみんみんと一緒にボート部員のみなさんを見守ろうと思っています。


「何かちょうだい!」と、せがむみんみん。犬はお餅食べちゃダメなんだよ!




玲子のカルペディエム

カルペディエム Carpe Diemは「今を生きよ」という意味のラテン語です。毎年、誕生日に外国のお友だちがこの言葉を贈ってくれて気にいりました。今は富士山の麓でミニチュアダックスのみんみんと暮らしていますが、40年ほど暮らした東京からのいわゆるUターン組です。通訳や翻訳(英語)を生業とし、今は地元のがん専門病院で医療スタッフの英語のお手伝いをしてます。ジャズ、ブラジル音楽、歌舞伎が好きです。

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