今日の空

昨日の土曜はどしゃぶりでした。
雨雲は暖気と冷気がぶつかってできると言います。11月にしてはおかしいくらいの暖かい日が続き、ようやく北から初雪の便りが届いたり、初冬らしい寒い夜を迎えた直後でした。どうやら、今年はまだまだ暖かい空気が日本上空で頑張ってしまい、シベリアからの冷たい空気の南下が妨げられているようです。これも異常気象の一端でしょう。寒いのは苦手ですが、やはり寒くなるべきときにはそうならないと。
日本だけではない。タイの大洪水も異常です。やはり、地球がおかしくなっています。いつか尽きる石油をガンガン燃やして電気作って、それを使って街はイルミネーションで光の洪水。
いいのかな、それで。

どしゃぶりから一夜明けて、今朝は雲が大きな空一面に面白い絵を作ってくれました。





「雲ひとつない青空」というのも美しいですが、私は雲が好きです。
雲がいろんな表情を作り出し、空をキャンバスにした大きな芸術作品を見せてくれることがあるからです。
雨上がりの今朝の空は、そんなアートでした。見飽きませんでした。

暖かい日でした。
今日は窓を開け放ち、お掃除して、お客さんをお迎えしました。それからヨガのクラスに行き、帰りにホームセンターでイチゴや金魚草や新しい品種のひなぎくの苗などを買いました。
うちのベランダは、楽しいコンテナ・ガーデンになっています。そのことはまたいずれ。

きっと今日は暖か過ぎた。そう思ったのは、午後の4時ごろ。



日が翳り、真っ黒な雲が空を覆いました。

川向こうでは、雨が降っているように見えました。

「この分では、きっとこっちもすぐ降り出すだろう」と思っていたら、案の定、数分後に大粒の雨が降り出しました。まさに夕立。11月に夕立なんて。やっぱり異常だな。



雨が上がり、日暮れにはまた面白い雲を眺めることができました。

そして、富士山も。
富士山が登場すると、「何はともあれ、良い日だった」と締めくくってしまいたくなります。


良い日曜日だったと思います。
けれど、穏やかさの陰にひそかに異常な気配が潜んでいたことを忘れてはいけない。
そういう気配を意識し、反省したり、思考したり、しっかり自分の意見を持って未来を見据えないといけない。そういう時代なのではないでしょうか。
空はいろんなことを教えてくれます。




玲子のカルペディエム

カルペディエム Carpe Diemは「今を生きよ」という意味のラテン語です。毎年、誕生日に外国のお友だちがこの言葉を贈ってくれて気にいりました。今は富士山の麓でミニチュアダックスのみんみんと暮らしていますが、40年ほど暮らした東京からのいわゆるUターン組です。通訳や翻訳(英語)を生業とし、今は地元のがん専門病院で医療スタッフの英語のお手伝いをしてます。ジャズ、ブラジル音楽、歌舞伎が好きです。

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