梅の季節

梅の花がさかりを迎えています。


まだ真冬のように寒い日があったり、春分の日の今日のように、うららかで明るい日差しがうれしい暖かい日があったり。冷たい北風に吹かれるとなおさら、太陽のぬくもりをありがたく感じます。

17日の土曜日は冷たい雨でした。青山の美容院へ行きました。

雨のせいで、外国の街のように見えました。
日曜は雨があがったけれど、濡れた公園の草の上に雪のように花びらが散っていました。
冷たい雨のおかげで、日差しがうれしい。それに、早春の雨は草木を育ててくれるのだから、文句を言ってはいけないのだけれど。



お休みの日に一日中降られると、みんみんと散歩に出られないので、とても寂しいです。人間がそう思うのだから、犬はもっとそう思っているに違いないな、などと想像しています。ウィークデーは一日10時間もケージの中に閉じ込められて、おもちゃでひとり遊び(一匹遊び?)したり、昼寝したりするしかないのだから、休みの日ぐらいのびのびと過ごしたい。人間とコミュニケーションをとりたい。そう思っているに違いありません。(犬はそんな小難しいこと、まったく考えてないですけどね。)

今日は日差しに恵まれ、暖かくていかにも春らしい一日でした。


午前中に2時間、午後に2時間。ずいぶん、みんみんと一緒に歩きました。土手にはやわらかい草がいっぱい生えてきていて、よもぎを摘んでいるらしき人たちの姿もありました。ジョギングする人も多かった。決して若くはないご夫婦が腕を組んで散歩をしていました。日本人の熟年夫婦としては珍しいと思います。犬も人も同時にフリーズし、ご夫婦を見送りました。美しいなと思いました。



みんみんと一緒に暮らして知ったのは、子犬は一瞬、一瞬を100%生き切っているということです。子犬は一瞬ごとに精一杯になる。わたしと過ごす時間の喜びを、それはもう力を余すことなく表現します。うれしそうに走り、まっすぐに目を見て、「うれしい」と伝えてきます。言葉ではないものがひしひし伝わってきて、こちらもこのような休日を大切にしなければと、強く思うわけです。


光の春。
みんみんが来てくれたおかげで、それを満喫する方法を知りました。
ありがたいことです。






玲子のカルペディエム

カルペディエム Carpe Diemは「今を生きよ」という意味のラテン語です。毎年、誕生日に外国のお友だちがこの言葉を贈ってくれて気にいりました。今は富士山の麓でミニチュアダックスのみんみんと暮らしていますが、40年ほど暮らした東京からのいわゆるUターン組です。通訳や翻訳(英語)を生業とし、今は地元のがん専門病院で医療スタッフの英語のお手伝いをしてます。ジャズ、ブラジル音楽、歌舞伎が好きです。

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