獣医さんの忠告により、みんみんには生後3ヶ月になる前から散歩させています。北風が吹きすさぶ寒い夜も公園に出て、10分でも15分でも歩かせるようにしてきました。最初はビクビクして震えるだけでしたが、最近は北風にも負けず、風で飛ばされる木の葉をおもしろがって追いかけたり、広場を元気よく駆け抜けてみたり、散歩(というか、単なる外歩き)を楽しんでいるようです。こっちは大変ですけどね〜。毎日、あわてて帰宅する。腹ぺこのみんみんにエサをやる。おしっこやウンチのタイミングになる前に外へ連れていく。寒さでかじかむ手で、無事に外で「いたしました」を始末する。でも、飼い主にとっても非日常的なこの時間は仕事と生活との間の貴重な時間なのかもしれません。
これが冬の散歩用「ジャケット」を着たみんみん。
これが冬の散歩用「ジャケット」を着たみんみん。
正直言って、犬に服を着せるなんて大反対でした。犬用のブティックなんて代物を見ると、フンと顔をそむけたものでした。しかし、ブルブル震える小さな子犬の体を守るものが何かなくてはいけないのだろうと直感し、やむなくホームセンターで一番小さいサイズのジャケットとTシャツを購入。それでも小さなみんみんには大きくて、ジャケットにはマジックテープを別に縫い付けて何とか足が出るように調整し、Tシャツは安全ピンで背中のところをつまんで着せています。この「ジャケット」は似合うのではないか、とかつての主義主張はどこへやらの完全親バカ。
立春の今日は暖かくて、散歩日和でした。午前と午後、2回も散歩させました(いや、「散歩しました」が正しい。犬のためではなく、楽しんだのは自分なのだから)。みんみんを見ると、誰もが「可愛い〜〜♪」と声のトーンが優しくなる。撫でてくださる人におとなしく尻尾をふって応じるみんみんに、飼い主としては鼻高々です。特に犬を連れた人は「赤ちゃんだ〜」と子犬の可愛らしさに即反応。やはり犬好きには子犬の散歩はたまらないらしい(笑)。散歩はほかの犬と触れ合い、たくさんのことを学習する大事な機会なので、散歩中の先輩犬への挨拶のチャンスは貴重です。みんみんは大胆にも先輩を追いかけて「ワン!」と叱られることもしばしば。生後3ヶ月そこそこでこの図々しさは、大物の片鱗なのか、または怖いもの知らずのアホなのか。
思いきり指が写ってしまいましたが、みんみんの横顔は美しいです。きりっとしていて賢そうに見えます。見えるだけじゃありませんように!
今日は初めて荒川の土手に連れて行きました。
川の土手道を犬を連れて歩くというのは、わたしの夢でした。でも、それは一緒に歩いてくれる誰かと犬を連れて歩く、という夢でした。願いは半分しか叶わなかったけれど、それでもとりあえず、暖かい日差しの下で川を渡ってくる空気を胸いっぱいに吸い、穏やかな表情の子犬と枯れ草の上を歩く気分は、まあまあ幸せでした。いえ、十分、幸せです。
幸せな休日の美しい夕暮れです。
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