信州わんこ旅

9月の連休に駆け足で行ってきた一泊だけの長野県への旅。野尻湖の近くの犬連れで宿泊できるホテルに泊まったのですが。稲刈りシーズンの風景は美しかったし、久しぶりの遠出はとても楽しかったけれど、改めて日本の犬連れ旅の難しさを実感しました。

ホテルから野尻湖へ向かう途中の集落が気に入り、みんみんと一緒にここをゆっくり散歩しました。

田んぼの端に流れる清流沿いの道。曲がり角の先に何があるのかなってワクワクしながら歩くのは楽しかった。誰もいない、誰にも会わない、歩くだけ。それでも楽しい。

このあたりではまだ稲の天日干しが盛んで、それを眺めるだけで嬉しかったです。


だけど、ログハウス風のこのホテルはちょっと悲しかったな。シェフのご主人のお料理は美味しかったし、ママさんも息子さん、娘さんも働き者で優しかったけど。


ダイニングには犬は入れてはいけないということで、夕食と朝食をいただくあいだ、みんみんを車の中のクレートに入れて待たせなくてはなりませんでした。食事は楽しみだったけど、これはものすごく悲しかった。


すぐ上の部屋にもわんこが泊まっていました。その子は部屋で待たされていて、ひとりぼっちで不安だったに違いありません。ずっとワンワン鳴きっぱなし。しかも飼い主さんのご夫婦は無情にも平気で長時間、頻繁にその子を部屋で待たせていたので、その鳴き声が筒抜けの私の部屋では、みんみんと落ち着いてくつろげませんでした。

わんこ連れで入ることのできるレストランやカフェもありますが、すごく少ないです。テラス席ならOKとしてもらえるだけでも嬉しいです。ヨーロッパでは犬と一緒にどこにでも行ける。バーでもカフェでも、お肉屋さんの買い物も、ベネチアの水上バスも。羨ましかったです。


なんとか、日本でもむやみに吠えないように躾けてある子なら食事をする場所でもOKにしてもられないですかね。それが標準になれば、特に犬好きでない人たちも慣れて受け入れてくれるのではないのかなあ。

玲子のカルペディエム

カルペディエム Carpe Diemは「今を生きよ」という意味のラテン語です。毎年、誕生日に外国のお友だちがこの言葉を贈ってくれて気にいりました。今は富士山の麓でミニチュアダックスのみんみんと暮らしていますが、40年ほど暮らした東京からのいわゆるUターン組です。通訳や翻訳(英語)を生業とし、今は地元のがん専門病院で医療スタッフの英語のお手伝いをしてます。ジャズ、ブラジル音楽、歌舞伎が好きです。

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