今日はいよいよ「伊勢の旅」出発の日。
前日のニュースで高速道路の大渋滞予想を知ったわたしは、富士山の麓の実家に前泊してそこから西を目指そうと画策しました。先週、墓地の掃除のために帰省した折、親にプレゼントしたphoto-uのパスワードを読み出して弟がパソコンから写真を送ることができるようにしたかったし。おかげさまで、今日は実家で昼過ぎまでゆっくりできました。
前日のニュースで高速道路の大渋滞予想を知ったわたしは、富士山の麓の実家に前泊してそこから西を目指そうと画策しました。先週、墓地の掃除のために帰省した折、親にプレゼントしたphoto-uのパスワードを読み出して弟がパソコンから写真を送ることができるようにしたかったし。おかげさまで、今日は実家で昼過ぎまでゆっくりできました。
お天気は上々。富士山は雲の陰だったけれど、金時山が見送ってくれました。
今日の目的地は三重県の松阪市。どれくらいの距離なのかピンと来ませんでしたが、たぶん、いや、もちろん、結構遠い。しかし、とにかく今日中に松阪に着けばいいのだという、ゆる~い感覚で出掛けたのでした。
まず目指したのは静岡。インターに近い静岡放送SBSでお仕事しておられるお友だちと、3時に約束して久しぶりに会う約束をしていました。
東名高速を走る車内に流れていたのはシーウインド。軽快でポジティブな歌詞と、目の前に広がる富士山の裾野の大らかな広がりがピッタリでした。ふいに、自分がいかに自由で、恵まれていて、運もほどほどに良くて、幸福であるかが痛いほど心に迫ってきました。そんなふうにドライブを楽しみだしてわずか20分後、このままでは約束より30分以上早く到着してしまうと気づき、すぐ先の富士川SAでコーヒーでも飲むことにしました。見れば、見晴らし良い丘の上の絶好のポイントにスタバがあるではないか。決まりだ。
結果から言うと、ここでの休憩は見事に時間調整の役に立ちました。
雲間から顔を出した富士山や、駿河湾の絶景の写真も撮れたし。
良い眺めを愛でつつコーヒーを味わったし。
ところが、このコーヒーが災いでした。手を滑らせ、いきなり胸から太腿にかけてコーヒーをこぼしたんです。
今から男の人と久しぶりに会う約束してるっていうのに。
しかし、こうしたアクシデントにも慣れているというか、得てしてやっちまいがちというか、だいたいまあ、そんなふうに生きてきたわたしは、落ち着き払って善後策を検討。
「黒いパンツだからハンカチを濡らして拭いてみよう」
「ポロシャツは着替えればよい」
「すぐに洗えばシミが残ることも回避できよう」
「この晴天なのだから車内に広げておけば、パンツもハンカチも胸のとこを洗ったシャツも乾くであろう」
「大丈夫。ユニクロはどこにでもあるのだ」
特に大きな励ましとなったのが最後の言葉。いざとなったらユニクロがある。
そんなわけで30分はあっという間に過ぎました。
かくして、まんまと3時ピッタリにSBS本社に着いたわたしを、お友だちがにこやかに勤務する報道部へと連れていってくれました。
彼はわたしが到着する前に、夕方のニュース番組用の取材をしていました。目の前で書き上げたニュース原稿を編集担当の人に送信する姿には、何というか、ベテランならではの余裕と精度の高さと報道の現場を愛する気持ちがはっきりうかがえて、傍で見ていて実にすがすがしかったです。
ここからニュースが生放送で送り出されてます。お友だちが取材した「小学生、そばの種を蒔く」ってお話がその場で放送されるのを目の当たりにして大感激。
地元のチーム、清水エスパルスの応援一色のスポーツ番組のスタジオも案内してもらいました。
外の取材が多いお友だちの俊夫さん。
みんなに尊敬される部長さんなんだけど、どうしても現場にこだわりたいみたい。もっと偉くなって、頂点まで
上りつめる実力はあるのでしょうけど、彼は現場で取材しつづけたいようです。これからも温かい視線で、静岡の人々とその生活を映像に切り取りつづけて欲しいです。こうしてスタジオから「お茶の間」に語りかけることもまだやっているのかな。もっともっと活躍してください。
東京ではオンエア見られなくて残念ですけど、応援してます♪
キャンペーンで使ったというキュートな電気自動車。かわいい!
そのあと、歴代の機材や数々のトロフィーなどを見せていただきました。いわば「SBSミュージアム」。
ここにはテレビマンの誇りが詰まってました。
俊夫さんが作ったドキュメンタリー番組に贈られた「最優秀賞」。数々の立派な賞のトロフィーが飾られていたけれど、お友だちが受賞した立派な賞の盾には感激でした。いつか、彼が賞をもらったという映像を見てみたいな…。
天竜川や浜名湖に映る夕焼けもきれいだったなあ…。すべては心のアルバムにしまってあります。
愛知県に入るとすっかり夜になっちゃってましたが、こんどは夜景が素晴らしかった!名古屋港を渡る橋の上からの見事な眺めに、思わず速度を落としたほどです。
そのあと、どこだったかな、長島? 花火が上がったんです。目の前に。
何から何まで、本当にラッキーで幸福なドライブでした。
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