弱っていく親のことやら、確定申告の準備やら、その他もろもろの事情であわただしく日々を過ごしているうちに新年になり、2月も終わり、あっという間に3月。
Chat Studioの再開に向けて準備しなくてはいけないし、翻訳の仕事もあるし、親のこともあるしで、あわただしさには変わりないものの、日々濃くなっていく春の兆しにはやはり心躍るものがあります。
新しい家で過ごした極寒の季節は、今まで経験してきた御殿場の冬とはいくつかの点で少し違っていました。
その一。やはり蓄熱式床暖房はすばらしい。
寝ているあいだに家中をほんわかあっためてくれるので、朝目覚めたとき、凍るような冷気におびえて布団から出られず、ということがまったくありませんでした。温度とタイマーの設定に慣れるまで少し手こずりましたが、夕方4時から夜の11時までと、夜中の2時から朝の7時まで。1日2回オンになる設定をして、温度も1月中は50℃の設定でまったく大丈夫でした。ふつうの冬用の格好をしていて家の中にいる分にはまったく寒さのストレスなし。感覚的に「暑くも寒くもない」ふつうの感じで、外から入って初めて「あ、やっぱり家の中はあったかいんだ」という、ごく当たり前のことに気づくような感じです。
温度設定を最強にして「冬もTシャツで」みたいなあっため方をしているお宅もあるようですが、それはやり過ぎじゃないかと思います。季節に合った服装をして、その上でちょうど心地よい暖房をするのが良いのではないでしょうか。冬は寒い季節というのが自然なのですから、Tシャツで過ごすことにエネルギーの無駄使いをするのはどうでしょう。
その二。この家の断熱性能は本当にすばらしい。
「魔法瓶の中に住んでる感じ」という表現を目にしたことがありますが、日本の太平洋側の冬ならではの冬晴れの日には、夕方からオンになるタイマー設定を解除しても大丈夫なくらい、夜までポカポカでした。日射しのぬくもりのありがたさを節電に使えるなんて、本当に嬉しいことです。
その三。大きなひさしの「ちょうど良さ」加減がすばらしい。
冬の日射しがちゃんと部屋の奥まで届いていました。事前の計算どおりでした。夏場は最低限の日射しにさえぎってくれていたのに。みんみんは留守番している昼間のあいだ、「ひなたぼっこ」を満喫していたようです。
この家に住むようになってから、床暖房のおかげでお風呂の床がいつもからっと乾いていて、しかもあったかくて、入浴時の「ヒートショック」の心配もありません。浴室もトイレも、家中どこもかしこもまんべんなくあったかい、ということのありがたさを日々体感できた冬でした。
「日常が快適」ってことこそ本当の贅沢なのではないかと、つくづく感じる今日このごろです。
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