野尻湖への旅








友人のスーザンさんが野尻湖の別荘へ招いてくださいました。正直言って、いろいろなことがあり過ぎて精神的に疲れていたので、そのお招きはとてもありがたかったです。中央道と信越道で3時間半。みんみんを連れての久しぶりのロングドライブだけでも、良い気分転換になりました。

森の中の山荘風の別荘は静かでした。あいにく台風17号が接近していた時期だったので雨が降りましたが、強風が吹くことはなく、シトシトぐらいならどうってことはありません。野尻湖周辺の静けさ、翌日に訪れた小布施の町の風情ある街並み、3日目に雨が上がって満喫できた黒姫高原からの雄大な眺め。4日間、「特に何の予定もない」ことの贅沢を心ゆくまで楽しみました。

信州はリンゴの収穫が始まっていました。新鮮なリンゴが安く入手できたので、たくさん買い込みました。いろんな野菜も。それから、特産の刃物。よく切れる包丁、草刈り鎌と新しい剪定ばさみを奮発しました。魚座にちなんだ魚の絵つきのマグカップ、かりんと桃のジャムをそれぞれ一瓶ずつ。

スーザンさんが毎晩苦労してたきつけてくださった薪ストーブ、じんわりとぬくもりが広がり、とても良かったです。やっぱり、本物の火の暖かさは違う。ガスでも電気でもない火の暖かさなんて、久しぶりです。ストーブの前で燃える薪を眺めていたら、自分の中で何かが溶けていく感じがしました。

何も解決していないけれど、一歩ずつゆっくり前に歩いていくしかない。少なくとも、今は前に向かって歩いていこうという気持ちになっています。


玲子のカルペディエム

カルペディエム Carpe Diemは「今を生きよ」という意味のラテン語です。毎年、誕生日に外国のお友だちがこの言葉を贈ってくれて気にいりました。今は富士山の麓でミニチュアダックスのみんみんと暮らしていますが、40年ほど暮らした東京からのいわゆるUターン組です。通訳や翻訳(英語)を生業とし、今は地元のがん専門病院で医療スタッフの英語のお手伝いをしてます。ジャズ、ブラジル音楽、歌舞伎が好きです。

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