嬉しかったこと


ドラマの舞台はこの川



冬に一緒にお散歩したときのギンちゃんとママ



やっぱり、いいところだ



前回ブログを更新したときの「悲しかったこと」が、ちょっと嬉しい展開をしました。

昨日、夕方の散歩のとき、お仕事から戻ったばかりのギンちゃんのママと会い、久しぶりにギンちゃん・みんみんのコンビで一緒に散歩させようということになりました。

銀色のトイプードルのギンちゃんは、みんみんと同い年で、人見知りする癖があるらしいのですが、私とみんみんとは仲良しです。つまり、みんみんのボーイフレンドです。
ギンちゃんのママには大学生と高校生の息子さんがいて、ギンちゃんはいわば「三男坊」的なポジションにいるようです。まあるい頭がふわふわで、とっても可愛い子です。

で、ギンちゃんのママと「秘密の大将」が消えた話題で盛り上がり、本当にいなくなったのか、一緒に川へ確かめに行きました。すると、すうっと軽自動車が近づいてきて、傍で停車し、おじいちゃんが降りてきました。見覚えのある方でした。以前、ここで散歩の途中で同じように「大将」が元気でいることを確認していた方です。
「こんにちは」と挨拶したあと、「鯉、いなくなっちゃいましたね」と声をかけました。

「鯉、まだ来てない?オレ、このあいだね、上流で放したんだよ。鯉を」

びっくりしました。おじいちゃんは寂しくなっちゃって、数匹の鯉を川の上流で放したというのです。
ギンちゃんのママも驚いて、「どれくらいの大きさですか?何色ですか?」と立て続けに尋ねていました。

「50センチぐらいかな。いろんな色のやつだよ。黄色っぽいのもいたし、黒と混ざっている色のもいたし・・・」

50センチの鯉なんて、買ったら高いでしょうに。しかも何匹も。これからもここで鯉が元気にしてるかどうか確かめます、見守ります、と約束しました。おじいちゃんは嬉しそうにうなずき、車に戻られました。
数分後、散歩の途中で振り返ると、川のさらに下流のほうでやはり車を停めて、鯉の姿を探しておられるご様子の姿が遠くに見えました。

「大将」がいなくなったことは悲しいけれど、御殿場も捨てたものではないな、と思いました。


玲子のカルペディエム

カルペディエム Carpe Diemは「今を生きよ」という意味のラテン語です。毎年、誕生日に外国のお友だちがこの言葉を贈ってくれて気にいりました。今は富士山の麓でミニチュアダックスのみんみんと暮らしていますが、40年ほど暮らした東京からのいわゆるUターン組です。通訳や翻訳(英語)を生業とし、今は地元のがん専門病院で医療スタッフの英語のお手伝いをしてます。ジャズ、ブラジル音楽、歌舞伎が好きです。

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