先日、富士山に見事な笠雲がかかりました。富士山の麓で暮らす者にとって、「富士山が笠を被ったら雨になる」は定説です。
これまでにも笠雲はいくつも見てきました。子どもの頃にも見ていましたが、写真に撮ろうなどとは思いつきませんでした。だいたい、地元の子どもは富士山は当たり前にそこにあるものと思っているのです。わたしも富士山は特別に美しい山なのだと心底から意識するようになったのは、東京で暮らすようになってからです。
富士山の上空には西北から南東の方向に強い風が吹いているので、南東側、すなわち写真の向かって右側にも巨大なレンズ状の雲が形成されます。こうした雲たちがなかなか面白い風景を作り出します。
荒れ模様の天気になるのは勘弁願いたいのですが、これからも面白くて壮大なスケールの雲の風景、たくさん見たいものです。
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