スターの宝庫

車通勤ゆえに、仕事終わりの車中、音で聴くテレビ・ドラマを楽しんでいます。ということは、以前ブログに書きました。

「ひよっこ」終了後、NHKでは「きらり純情」の再放送が始まったのですが、わたしはこのドライブのお供に「戦争に翻弄される日本人」とか「弱者たる女性がいかに運命に勝つか」のような重苦しいテーマは求めていないので、フジテレビで再放送されていた「ウォーターボーイズ」を聴いていました。言わずと知れた、矢口史靖監督原作の夏の青春ドラマです。

このドラマ出身で今第一線で活躍している俳優さん、大勢います。山田孝之さん、森山未來さん、瑛太さん。みんな、ただのイケメンじゃなくて、実力のある演技派です。10代の頃の彼らがキラキラしてる感じ、すごく良かった。


映画版もヒットしました。こちらの主演は妻夫木聡さん。玉木宏さんがアフロヘアの個性的な高校生(!)を演じていて、テレビでオンエアされたのを見たときには「この人にもこんな時期あったんだな〜」と過ぎ去った歳月の長さに思いを馳せたりしましたが。

とにかくドラマ版も映画版も「ウォーターボーイズ」は何回も再映され、何回も見ました。そのたびに時代を超えて楽しむことができる、日本の夏休み感満載の名作だと思っていました。どのヴァージョンでも話は基本的には同じで、田舎の高校で(この、どこかの地方の町という設定も秀逸)男子シンクロ部を立ち上げた主人公たちが様々な困難を乗り越えて、ラストに文化祭での発表会で見事な演技を披露するというものです。


ところが今回「音で聴くドラマ」として楽しんだのは、今まで不覚にも見ていなかった「ウォーターボーイズ2」でした。驚いたことに、この「2」の主演は、今や憂いとか翳りとか、ワイルドな男臭さとか、そういう形容がついて回るイケメン俳優、市原隼人さんだったのです!知りませんでしたよ、市原さんも「ウォーターボーイズ」出身だったなんて!

しかも、石原さとみさんだの、小池徹平さんだの、その後ブレイクしたスターたちの初々しい10代の演技が楽しめる上に、コーチ役が佐野史郎さんという「らしくない配役」のおまけつき。「ひよっこ」ロスを十分に埋め合わせてくれたのは言うまでもありません。

にしても、まだ幼さの残る彼らがいかに「磨く前の金剛石」だったか、よくわかりました。もちろん、運転しながらセリフを聴いていただけですけど。(後半はさすがに映像を見たくなり、録画セットしておいて、帰宅後に楽しんだりしてました。)

それにしても、「ウォーターボーイズ」って、作り直されるたびにスターを輩出してきた「演技派スターの宝庫」だったんですね。そろそろ令和版も企画されないかな。

玲子のカルペディエム

カルペディエム Carpe Diemは「今を生きよ」という意味のラテン語です。毎年、誕生日に外国のお友だちがこの言葉を贈ってくれて気にいりました。今は富士山の麓でミニチュアダックスのみんみんと暮らしていますが、40年ほど暮らした東京からのいわゆるUターン組です。通訳や翻訳(英語)を生業とし、今は地元のがん専門病院で医療スタッフの英語のお手伝いをしてます。ジャズ、ブラジル音楽、歌舞伎が好きです。

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