阿部海太郎さんという音楽家が大好きです。NHKやWOWOWなどの大好きな番組で音楽を担当されていて、「好きだ」と思う番組と「好きだ」と思う曲がすべて重なり、「好きだ」が増幅される効果となっています。特に取り憑かれたように夢中なのが「京都人の密かな愉しみ」。
常盤貴子さん扮する老舗和菓子屋の若女将を巡るエピソードを中心とした第一部が特によろし。放映されたのは数年前で、その後何回か再放送されたのですが、その度にビデオ撮りして何回も見ています。前回の再放送の折にはついにブルーレイ・ディスクに焼いて永久保存しました。阿部海太郎さんのCDも購入。第二部となる「Blue編」は完成度が高すぎた常盤さん編には叶わないものの、林遣都さん扮する祇園祭命の青年のキャラクターがよろし。
このドラマシリーズは演出が源孝志監督で、私はおそらくこの方の世界観が好きなのだと思われます。阿部さんが源監督と組むと、それぞれの魅力倍増になるのです。
何かにつけ、ハマるとほとんど取り憑かれたように夢中でそれを探求してしまう。この8年間ほどは、その対象は京都であり、日本の文化・伝統芸術でした。歌舞伎にハマり、着物にハマり、茶道も始めて、「京都人の〜」をセリフ覚えるほど見まくった。そして車通勤のBGMは阿部海太郎さんのアルバム。
オバさんのくせして、京都で大学に通うのが夢でした。でも、それはあまりにも現実的ではないと諦めた。大学行かなくても勉強はできます。京都で暮らすことはできないにしても、いつか仕事を辞める日が来たら、しつこく京都に通うおばあちゃんになってやる。
ええ、アホですよ。アホで結構。
0コメント