現状維持でいくことに

京都のとある研究所で仕事したいと企んでいました。5月に京都へ行ったのも、実はその面接のためでした。決まれば夏には京都に引っ越すつもりでいましたが、最初は応募者もいなくて「ぜひ!」だったのが、その後地元からの応募もあったりといろいろ話が違うことになってきて最終的に断念しました。


でも、それで良かったんです。みんみんは網膜萎縮で、すでに視力をほぼ失ったようです。一緒に暮らしていると、かなり見えなくなってることを日々実感します。


京都にはみんみんを連れて行きました。完全に見えなくなったり、白内障で人相(犬相?)が変わってしまう前に、山科でフォトグラファーの大津さんに可愛いとこ撮ってもらいたかったからです。大津さん、いっぱい素敵な写真を撮ってくださいました。感謝感激です。ここにアップした2点の写真も大津さんの作品です。


そんなみんみん抱えて、京都で暮らすのは現実的じゃないと悟りました。滞在中は哲学の道で朝晩散歩できて、それなりにみんみんも馴染んでたけど。哲学の道の近くに犬連れでも大丈夫な住まいが見つかるとは限らないし、外に連れ出さないとオシッコしないみんみんにとって、舗装だらけの街の暮らしは楽ではありません。第一、聞いてたより拘束時間が長くなりそうだとわかった時点で、こりゃあかん、みんみんを不幸にしてしまうと痛感しました。




それでもウジウジ迷っていた6月頭、みんみんがてんかんを発症しました。プチ入院して薬で症状治りましたが、恐ろしかったです。この時点で、もう完全に京都引越しは断念しました。環境の変化がみんみんにとってストレスになるのは必定。大事なみんみんを犠牲にすることはできません。


富士山の麓でみんみんと暮らせる幸せを満喫します。仕事的には、う〜んですが、別の活路を見出せばよろしい。まずは現状維持。改めて、今の暮らしを大事にしたいと思います。

玲子のカルペディエム

カルペディエム Carpe Diemは「今を生きよ」という意味のラテン語です。毎年、誕生日に外国のお友だちがこの言葉を贈ってくれて気にいりました。今は富士山の麓でミニチュアダックスのみんみんと暮らしていますが、40年ほど暮らした東京からのいわゆるUターン組です。通訳や翻訳(英語)を生業とし、今は地元のがん専門病院で医療スタッフの英語のお手伝いをしてます。ジャズ、ブラジル音楽、歌舞伎が好きです。

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